2020年12月18日 ゲスト・林立夫(SKYE、元キャラメル・ママ~ティン・パン・アレー他)~後編


【放送内容】

冒頭にお聴き頂いたのは、1996年に開催された「Yumi Arai The Concert with Old Friends」ライブより、《荒井由実》の「まちぶせ」。ゲスト・林立夫が約10年のブランクを経てドラマーとして復活。ナビゲーター・東郷昌和がBUZZの小出博志と共にコーラスを務め鈴木茂もギターで参加した音源である。

そして2曲目の「赤いスイートピー」。この曲も、作詞・松本隆、作曲・呉田軽穂(松任谷由実)、編曲・松任谷正隆、ドラム・林立夫、コーラス・東郷昌和……と、これまでの当番組で何度となく語られたエピソードと縁深い1曲である。

実は林さん、今回の番組内の会話で初めて東郷さんがコーラスで参加していたことを知ったという。

「建築現場みたいなもんで、電気屋さんと配管工事は作業日が違うみたいな」(林立夫)

「結構レコーディングでは共演しているんですよ。同じ場所にはいないにしても。あの当時は結構ミュージシャンがいないとレコーディングが成立しない時代なんで」(東郷昌和)

「思うのは、あのような時代は二度とこない。そういう意味では貴重な一時期をみんな同じように駆け上がってきたな、という気がするね」(林立夫)

「お互いがお互いを刺激しあって高めていったから、今もみんな残っているんだよね」(東郷昌和)




現在の林さんは、かつてのSKYEのメンバーに松任谷正隆を加えた《SKYE+1》としてのアルバム制作に取り組んでいるとのこと。

「まるで高校生(笑)。もうホント楽しい。オリジナルで、歌もみんなで歌って。まだ発売なんて段階じゃないけど、とにかく好きなことをやろうっていう……」(林立夫)

<生意気な高校生バンド>から50年。「二度と無い時代」を経てきた《SKYE+1》のアルバム完成、そしてリリースが早くも楽しみである。

「あの時代は二度と無いだろうなという時代を経てきて、だから逆に、いい時代を経てきている僕らだからやめちゃいけないんだよね。目指すはトニー・ベネット……」(東郷昌和)

番組の最後に、林さんを始め「二度と無い時代」を共に歩み現在も活躍するミュージシャンが集結したライブ映像をご覧いただいた。四角佳子+柳田ヒログループ(柳田ヒロ / 林立夫 / 小原礼 / 鈴木茂 / 古橋一晃 / 常富喜雄)による「うれしくて」。当番組でお馴染の顔ぶれでもある。


【エピソード】


林さんや東郷さんの年代のミュージシャンは主に洋楽カヴァーから音楽の腕を磨いて来たが、そのほとんどがビートルズ、或いはドアーズを始めとする当時のロックバンド。しかし誰もがなかなか手を出せなかったのがビーチボーイズ。それだけに、山下達郎がビーチボーイズのカヴァーをやってのけるのを耳にした時は衝撃を受けた、と東郷さんは述懐する。またドアーズなどのカヴァーに定評があった小坂忠は、仲間内では「ジムのモリさん」と呼ばれていたとか……。



【使用楽曲】

♪まちぶせ(荒井由実・ライブ)

♪赤いスイートピー(松田聖子)

♪うれしくて(四角佳子+柳田ヒログループ)2011年ライブ映像











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